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メディヘン3さすらいの読書感想blog
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ロバート・A・ハインライン『銀河市民』
1972年にハヤカワSF文庫で刊行された作品の新装版。
ロバート・A.ハインライン著 / 野田 昌宏訳 早川書房 (2005.5) ISBN : 4150115176 価格 : ?903 通常2-3日以内に発送します。 ■あらすじ 産まれの定かでない少年ソービーは、銀河の片隅の惑星サーゴンの市場で奴隷として売りに出されていた。彼を落札したのは乞食のバスリム。乞食とは思えない教養と態度を示すバスリムから教育を受けたソービーは、銀河に旅立ち、宇宙商人や軍人としての生活を送る。そして、ついに自らの出自を知った彼は、人類発祥の地である地球へと向かうのだった……
ポール・アンダースン『折れた魔剣』 FT文庫の方が似合うのだが
1974年にハヤカワSF文庫で刊行された作品の新装版。
当時の早川書房が、ファンタジー作品をSFで出していたのも仕方が無い。しかし、今は立派なFT文庫もあるのに、どうしてこの作品をFTに入れなかったのだろう。 解説の井辻朱美氏も『指輪物語』と並べて語っている完全なファンタジー作品なのに……SF文庫なんかで出すと、今となっては読者を逃がすような気がする。もったいない。 ポール・アンダースン著 / 関口 幸男訳 早川書房 (2005.6) ISBN : 4150115192 価格 : ?840 通常2-3日以内に発送します。 ■あらすじ 人間たちの間には新しい白い神が力を広げつつあるものの、古き北方の神々やエルフ、トロールなどの仙境の種族が未だその力を保っていた時代。北欧神話やケルト神話に題をとった英雄物語。 イングランドに住みついたヴァイキングの勇者の長子に眼をつけたエルフの太守は、その赤子を手元にさらい、スカフロクと名付けて育てる。エルフたちの元でスカフロクは屈指の戦士として育つが、一方、取り替え子として人間界に残されたヴァルガルドは自らに流れるトロールの血に目覚めつつあった。 知らずに自らの妹フリーダと結ばれたスカフロクだが、トロールを率いるヴァルガルドの力に屈することとなる。定められた運命に従い、二人の取り替え子が戦う時、スカフロクの最後の希望は、北の神々から送られた“折れた魔剣”のみだった……
ジョージ・R・R・マーティン『タフの方舟(2) 天の果実
1巻を読んだ時の興奮が湧かない。これはどうしたことか。『天空の秘宝』『ダイロンの聖少女』という2册の“なんだかなぁ〜”というスペースオペラを先に読んでしまって、醒めた気持ちになっていたせいかもしれない。
ジョージ・R.R.マーティン著 / 酒井 昭伸訳 早川書房 (2005.5) ISBN : 4150115168 価格 : ?735 通常2-3日以内に発送します。 ふたたび手に取ってパラパラとページを見返せば、2巻収録の4作品も出色の出来映え。特に「魔獣売ります」は、陰鬱な雰囲気の中に闘技場の戦いの興奮を漂わせていてなかなか。また、主人公タフが商人の枠を踏み越えてしまう最終作「天の果実」ラストの、タフとトリー・ミューンの迫力溢れる論争シーンには思わず引き込まれた。 う〜ん、そうやって思い返すとやはり名作。 読んだ時の自分のノリの問題かな。
高千穂遥『ダイロンの聖少女』
<クラッショージョウ>第10巻にして、再開後の第2作。再開後第1作の『ワームウッドの幻獣』は今イチノリが悪かったので、どうかと思ったのだが一応購入。
高千穂 遥著 朝日ソノラマ (2005.5) ISBN : 4257770473 価格 : ?600 通常2-3日以内に発送します。 一読後、やはり昔のシリーズの方がおもしろかったという印象。どうやら、若いクラッシャー達の成長物語であった部分が影を潜めてしまっているところが原因か。SF特にスペースオペラは、舞台設定や仕掛けが何でもアリで恣意性が高いのだから、シンプルで古典的な物語の枠組み(例えば少年の成長・立身出世物語とか、勧善懲悪とか)を借りないと印象がぼやけると思う。
ウィリアム・C・ディーツ『天空の秘宝』
ウィリアム・C.ディーツ著 / 斉藤 伯好訳 早川書房 (2005.5) ISBN : 4150115109 価格 : ?777 通常2-3日以内に発送します。 なんというか力の入ったカバー・デザインに惹かれ、『タフの方舟 2』を後回しにして読み始めた。どう見ても現代スペオペという雰囲気なので、あまり期待していたわけではないのだが、それにしても、なんとも薄味。海千山千のアウトローのはずの主人公が、妙にナイーブなところがよくわからん。bookworm's blogでhasyos氏が、 別に続かなくてもいい感じ。いまいち。 と書かれているが、まさに、そういう読後感。
疋田智『自転車とろろん銭湯記』 風呂へ行く自転車ツーキニスト
自転車ツーキニスト疋田智・著で、このタイトルとくれば自転車物エッセイっすね、ということで何も考えずに購入。読んでみたら、自転車物ならぬ銭湯物エッセイでした。これはこれでいいけど、正直、肩すかし喰らった気もする……
自転車とろろん銭湯記 posted with 簡単リンクくん at 2006. 7.30 疋田 智著 早川書房 (2005.5) ISBN : 4150502986 価格 : ?609 通常2-3日以内に発送します。 ■内容 自転車エッセイで有名な疋田智氏のもう一つ(?)の趣味「銭湯巡り」が嵩じて書かれた銭湯エッセイ。急速に数を減らす銭湯への限りない愛着を込め、東京各地の名銭湯案内、自転車通勤と銭湯の関わり、銭湯で出会った人々の姿、「神田川」銭湯探訪記などがユーモラスでときどき真面目な文章によって描かれる。 2001年に朝日出版社より刊行された『銭湯の時間』を再取材の上、書き直したものとのこと。その結果、一人称が三人称のヒキタ君視点の文章になってしまったというのが、なんとなくおかしい。
桜坂洋『スラムオンライン』 リアル・バーチャル表裏一体
■あらすじ 落ちこぼれかかった大学1年生である坂上悦郎は、同級生の布美子と出会い、彼女の探しものにつき合うことになる。しかし、彼は、オンライン対戦格闘ゲーム・バーサスタウン最強を目指すカラテ使いのテツオとしての生活も送らなければならないのだった……
サン・テグジュペリ『人間の土地』『夜間飛行』 飛ぶほどに冴える眼差し
ある日の信愛書店、海外作品文庫本コーナーの書棚中頃に、宮崎駿氏の手によるものらしきカバーの2冊が表紙を表に並べられておりました。『夜間飛行』は持っているような気がするなぁ、と思いつつ、宮崎表紙版もいいかも、と思わず2册ともゲット。
■内容 『人間の土地』は、サン・テグジュペリの郵便飛行機パイロットとしての体験に基づく自伝的エッセイ。宮崎駿氏の解説と氏のイラストによる郵便飛行機の航路図もついていて、宮崎ファンにもお得。 『夜間飛行』は、郵便飛行機事業を巡る短編小説2編、南米路線における一夜の出来事を描いた「夜間飛行」と、著者の処女作「南方郵便機」をアンドレ・ジッドやブークレル(誰それ?)の序文とともに収録。
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