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メディヘン3さすらいの読書感想blog
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浅井ラボ『されど罪人は竜と踊る』
久々の出張帰り、新幹線の中で読むものを探して入った仙台駅の書店でゲット。その時はなんだか、「ストーリーは軽いが、設定は凝りまくり」、というものを読みたい気分だった。そこで、ライトノベルのコーナーに行き、平積みの中から漢字が多い雰囲気のものを購入。タイトルにも作者名にもまったく馴染みがない作品を適当に選んだ割には、好みのものをうまく引き当てた感じ。
されど罪人は竜と踊る posted with 簡単リンクくん at 2006. 7.30 浅井 ラボ〔著〕 角川書店 (2003.2) ISBN : 4044289018 価格 : ?650 通常2-3日以内に発送します。 ■あらすじ 舞台は、魔法が「咒式」と呼ばれる“科学”として体系化された世界。そこはまた、強大な力を振るう竜や異次元から現れる禍つ式といった「異貌のものども」に人類の文明と社会が脅かされる世界でもある。主人公のガユスは、咒式を操り異貌のものどもと戦うフリーの攻性咒式士。咒式剣士である相棒のギギナと共同設立した零細事務所をやりくりしながら、異貌のものどもとの戦いから猫探しまで、咒式で解決可能なあらゆる事件で糊口をしのぐ日々を送る。 観光と貿易と外交の都市・エリダナ市に事務所を構えるガユスとギギナは、役所の下請け仕事がきっかけで巨大な竜と戦うハメになり、さらには、国家を揺るがす陰謀に巻き込まれていく・・・・・・
テリー・ビッスン『ふたりジャネット』 マジック・リアリズム万華鏡
テリー・ビッスン著 / 中村 融編訳 河出書房新社 (2004.2) 通常24時間以内に発送します。 ■あらすじ 表題作「ふたりジャネット」は、主人公ジャネットの生まれ故郷であるいなか町に有名作家が続々転居しはじめて・・・・・・というビッスン独特のケンタッキーを舞台にしたファンタジー。他にヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞を総なめしたという「熊が火を発見する」や、天才中国人が活躍する<ウィルスン・ウーもの>連作3篇ほか、全9編。
シオドア・スタージョン『不思議のひと触れ』 スタージョンは凄かった
シオドア・スタージョン著 / 大森 望編 / 大森 望訳 / 白石 朗訳 河出書房新社 (2003.12) 通常2-3日以内に発送します。 ■内容 一昔前には、SF入門書(SFって「入門」するものだったんだよなぁ)やオールタイム・ベストに必ずといっていいほど取り上げられる“名作SF”というものがあった。シオドア・スタージョンの『人間以上』もその一つだろう。本書はそのスタージョンの短編10編を集めた作品集である。収録作は、初訳のもの、短編集未収録のもの、収録短編集が絶版となったものから集められており、いづれも現在読むのが困難なものばかり。また、作品のジャンルについても、スタージョンの多芸さをカバーすべく選択に工夫が凝らされている。たとえば、表題作「不思議のひと触れ」」はロマティック・ファンタジー。デビュー作「高額保険」や「もうひとりのシーリア」はサスペンス調。初訳の「閉所愛好症」や「雷と薔薇」は、昔懐かしいSF短編の趣き。ユーモアについては「裏庭の神様」「タンディの物語」・・・・・・といった幅の広いセレクションになっている。
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