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2008.02.06 Wednesday  | - | - | - | 

野尻抱介 『フェイダーリンクの鯨』

<クレギオン>シリーズ第2作、ハヤカワ文庫より順調に刊行されました。

フェイダーリンクの鯨
野尻 抱介著
早川書房 (2004.1)
ISBN : 4150307466
価格 : ?672
通常2-3日以内に発送します。

■あらすじ

前作『ヴェイスの盲点』で新人社員メイを獲得したミリガン運輸だが、余計なトラブルに巻き込まれるのは、相変わらず。今回は、過去のトラブル相手から追われて逃げ込んだ土星型惑星フェイダーリンクのリングで、氷を採って自給自足の生活を営むレーネ村の人々に助けられる。土星同様のガス状巨大惑星であるフェイダーリンクでは、おりしも、太陽化計画が進行中。フェイダーリンクが太陽化すれば、氷で出来たリングは消えてしまう。ミリガン運輸の面々は、レーネ村の村人たちの反対運動に協力して一肌脱ぐことに・・・・・・
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2004.01.30 Friday 22:35 | comments(0) | trackbacks(0) | 日本SF(ハヤカワ文庫JA) | 

山下いくと 『ダークウィスパー 』

『エヴァンゲリオン』『戦闘妖精・雪風』などのメカ・デザインで名を上げた山下いくとのSFコミック・シリーズ。2巻まででストップしていたのですが、アニメ方面などのお仕事が一段落したのか、連載再開。久々に続巻が出ました。最近見かけなかった1,2巻も再刊されたのか一緒に並んでおりました。私は、バンダイから出た古い版で2巻まで持っていたのですが、「カラー・ページ増+未収録作品掲載」という惹句に引かれ、ついつい3冊セットで買ってしまいました。ちょっと、疲れてたかなぁ、あの時(^^;)。

ダークウィスパー
山下 いくと
メディアワークス (2000.3)
ISBN :
価格 : ¥2,783
この本は現在お取り扱いできません。

■あらすじ

時は未来。国家間の緊張が第三次世界大戦の勃発へと突き進む、まさにちょうどそのとき、世界の中心・アメリカ合衆国が突如として消滅。北米大陸になだれ込んだ各国軍の前に残されたのは、1億人の低所得者層のみ。第三次大戦は自動的に停止し、各国は、米国の行方を求めて情報戦に移行したのだった。(以上が基本設定)

米国のものと見られる謎の沈没船が発見されたプエルトリコ。単身サルベージ業を営むエノラが、沈船から引き上げたポッドには、一人の少女が眠っていた。奇妙なまでに大人びた少女・コヨミの正体は? 一方、フロリダで海洋技術を学ぶ少女ニドは、恋人のジェフとともに、調査船アルビオンIIIに同乗して北極海に向かう。アルビオンIIIが謎の潜水艦の襲撃を受ける中、ニドは不思議な少女に出会う。(以上、1巻)

ところ変わって、ニュージーランド。民間海難救助会社を始めたコヨミとエノラは、恋人を追うニドに出会う。ちょうど、その頃、巨大海上浮遊都市"ギガンティック・トウキョウ(GT)”がニュージーランド沖に移動。コヨミたちの周辺には陰謀が渦を巻き始める。(以上、2巻)

コヨミ、エノラの海難救助会社に就職し、コヨミにしごかれるニド。北極海の謎の少女により、ひそかにニドに託された秘密をめぐり、GTをはじめポスト・アメリカ時代の大国間の謀略戦が進行。GTに向かった3人の運命は?(以上、3巻)
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2004.01.28 Wednesday 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | コミック | 

レベッカ・ブラッド『ウェブログ・ハンドブック』

インターネットの流行ものについてはネットで読めば十分、というポリシーなのだが、この本については、技術書ではない、というところが気に入って購入してしまった。

ウェブログ・ハンドブック
Rebecca Blood著 / yomoyomo訳
毎日コミュニケーションズ (2003.12)
ISBN : 483991107X
価格 : ¥2,000
通常2-3日以内に発送します。

■内容

1999年からWeblogを書き続ける著者による、Blogに興味を持った人・これから始めようとする人に向けての、Weblogの紹介と書き始めるにあたってのアドバイス。
 
Weblogとは何か、何が得られるのか、Weblogを書くという事や読者、ネットワーク・コミュニティとどのように向き合うべきか等について、具体的なエピソードを交えて平易な語り口で説明している。

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2004.01.27 Tuesday 13:03 | comments(0) | trackbacks(0) | ノンフィクション | 

都築響一『TOKYO STYLE』 手が届く幸せ

文庫版の写真集というのが好きで、時々、買ってしまう。小さいのに結構持ち重りがして、なんだか充実感が感じられる。そんな気分で、先日、衝動的に購入。

Tokyo style
Tokyo Style
posted with 簡単リンクくん at 2006. 7.29
都築 響一著
筑摩書房 (2003.3)
ISBN : 4480038094
価格 : ?1,260
通常2-3日以内に発送します。

■内容

淡々と集められた100件余の部屋の写真。1部屋の写真は4,5枚。それに短いキャプションが添えられ、部屋の持ち主の生業や、自室についての考え方、部屋の特徴がつづられる。部屋の持ち主を含め、人間は一切、写っていない。取り上げられているのは、東京に暮らす、ごく普通の若者達の部屋。人に見せるための部屋ではなく、生活するための部屋を普段のまま写し、不在の持ち主達の生活を切り抜いた写真集。
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2004.01.20 Tuesday 22:15 | comments(0) | trackbacks(0) | ノンフィクション | 

キム・スタンリー・ロビンスン『南極大陸』

昨年末に『タイムライン』と同時に購入したもの。
<火星三部作>のK.S.ロビンスン、しかも南極もの、ということで速攻、レジへ。
 
小学生の頃、日本の南極越冬隊の本を読んで、南極に行くことに憧れたものでした。中学生のころまではまじめに地球物理学者を志望。しかし、親戚の地震学者に「数学が得意でないととダメだよ」と言われ、数学が得意でなかった私はアッサリ諦めてしまいました。今にして思えば、もう少しがんばればよかったなぁ。だって、理工系の仕事のほとんどは、やっぱり数学が大事で、同じなんだから。

南極大陸 上
南極大陸 上
posted with 簡単リンクくん at 2006. 7.29
キム・S.ロビンスン〔著〕 / 赤尾 秀子訳
講談社 (2003.12)
ISBN : 4062739194
価格 : ?840
通常2-3日以内に発送します。
南極大陸 下
南極大陸 下
posted with 簡単リンクくん at 2006. 7.29
キム・S.ロビンスン〔著〕 / 赤尾 秀子訳
講談社 (2003.12)
ISBN : 4062739208
価格 : ?840
通常2-3日以内に発送します。

■あらすじ

近未来の南極。ストーリーの視点を担うのは、野外作業受託会社の作業員・X、ベテラン登山家で美人観光ガイドのヴァル、ワシントンの上院議員スタッフであるウェイドの3人。立場も考え方も違うこの3人それぞれが巻き込まれる南極の旅と冒険が交互に語られ、中国人の詩人/ジャーナリストによる南極の情景と探検史のレポートが挿入される構成。
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2004.01.17 Saturday 19:52 | comments(0) | trackbacks(0) | 海外SF | 

鶴田謙二『Forget-me-not 1』 のんびリズム in ヴェニス

鶴田謙二の最新作、と言っても出たのは昨年9月。気がつかなかったのは不覚、という気もするが、手に入る本は買う・入手困難本はハナからあきらめる、と決めた作家だから、まぁいいか。なんか、そんな感じが似合うように思う、作家さんなのだった。

Forget−me−not 1
Forget-me-not 1
posted with 簡単リンクくん at 2006. 8. 1
鶴田 謙二
講談社 (2003.9)
ISBN : 4063347516
価格 : ?900
通常2-3日以内に発送します。

■あらすじ

時は現代、舞台はヴェニス。名探偵一族の暫定相続人・伊万里マリエル嬢と快盗ベッキオの対決を描く……のだが、そこは一筋縄ではいかない鶴田調。ヒロイン・マリエルは、おでこがキレイでグラマーな正調鶴田美人だが、やる気と才能が有るのか無いのか組み合わせ4通りのうちのどれでしょう、という状態のヒトなので、ストーリーは進んだような進まないような、よくわからん状態。まあ、このぼやっとしたところが絵に合っていていいのですが。続きが読みたい、とは思うけど、期待しちゃいけないんだろうなぁ。
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2004.01.15 Thursday 23:43 | comments(0) | trackbacks(0) | コミック | 

超人ロック・未来史年表

pillowさんのblogを拝見していたら、”『超人ロック』の新作”に関する記事を発見。
 
”今回は時系列的に最も早い時代の地球編”ということ。というと、インフィニット1(この物語での最初の有人恒星間探査船)より前の話ということか……なとと、例によって、やくたいも無い疑問が……
 
超人ロックというのは、聖悠紀氏による”銀河系最強のエスパー”をめぐる一連の物語。ロック自身が不死者であることから、物語の時系列は非常に長期にわたっており、日本では珍しい本格未来史ものとなっている。私も一時期はかなり熱心な読者で当時はその未来史が頭に入っていたのだが、いつしか、「毎巻購入」ということもしなくなり、すっかり忘れていたのだった。
 
で、今の時代、ロックの未来史だって、インターネット上にあるはず、と思って探してみたら、作者ご本人のサイトに完璧作品リスト+年表+あらすじ集という凄いものがあるじゃないですか。

■聖悠紀HP「電脳かば

うーん、読み直しというか未読のヤツを片っ端から読みたくなっちゃうなぁ。おまけに、Googleで調べていたら、往年の「超人ロック」ゲームの紹介を書いている方も発見。
 
ゲーム紹介 超人ロック(カードゲーム)@MOT's Homepage
 
学生時代、後輩が持っていて、ちょっとやらせてもらっただけなんだけど、妙に燃えるゲームだったよなぁ……

2004.01.11 Sunday 15:42 | comments(0) | trackbacks(0) | コミック | 

ニール・スティーブンスン『ダイヤモンド・エイジ』

正月休み前にまとめて購入した1冊。
正月休み中に読み始めて、先日、カゼをひく前にようやく読み終わったもの。休みに家で読むより、通勤中に読んだ方が読むスピードが速い。休みとは言え、家にいると意外とまとまった時間がとりにくいので、短くとも必ず時間がとれる通勤の時の方が結局はページが進むというのは仕方が無い。しかし、どうしても読み方がコマ切れになってしまうのはなんとかならないものか……

ダイヤモンド・エイジ
ニール・スティーヴンスン著 / 日暮 雅通訳
早川書房 (2001.12)
ISBN : 4152083859
価格 : ¥3,150
通常2-3日以内に発送します。

■あらすじ

詳しいあらすじは、上記bk1のページのレビューなどに譲りましょう。ザクッとまとめてしまえば、日常のすみずみに普及したナノテクノロジーにより生産の概念が変化した社会を舞台に、読み手を主人公とした物語を自動的に生み出していく”プライマー”なるインタラクティブ・ソフトによって育てられた貧しい少女、ネルの成長譚、ということになるでしょうか。

このネル自身の冒険と、”プライマー”が生み出すプリンセス・ネルの物語が交互に語られ、ストーリーが進みます。しかし、曲者のスティーブンスンの作品ですので、話は単純な成長/冒険物語にとどまりません。ネルを巡るメインのラインに、さらに、いくつかの政治/経済集団の思惑に巻き込まれた”プライマー”の開発者ハックワースの物語が絡む、複雑な物語構成になっています。さらに、ナノテクの応用を作家の想像力で突き進めた刺激的・魅惑的な未来社会の描写がふんだんに盛り込まれ、かなりの大部となっていますが、最後まで飽きる事はありませんでした。
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2004.01.10 Saturday 16:15 | comments(0) | trackbacks(0) | 海外SF(ハヤカワ文庫SF) | 

コニー・ウィリス『ドゥームズデイ・ブック』 “ハラハラしたSF”ベスト1

[関連したBlog:
ホンの愉しみ/ドゥームズディ・ブック,ARROW'S FIGHT
]
この作品については、改めて読み直してから書こうか、と思っていたところ、上記の記事を読んだら、なぜか、どうしても一言書きたくなってしまいました。

ドゥームズデイ・ブック 上
コニー・ウィリス著 / 大森 望訳
早川書房 (2003.3)
ISBN : 4150114374
価格 : ?987
通常2-3日以内に発送します。
ドゥームズデイ・ブック 下
コニー・ウィリス著 / 大森 望訳
早川書房 (2003.3)
ISBN : 4150114382
価格 : ?987
通常2-3日以内に発送します。

■感想

ある意味、非常に地味なストーリーなのですが、「病気」というものにフォーカスしている点がポイント。14世紀イギリスと言えば、前に書いた「百年戦争」の時代ですが、同時にペストの流行が生じた頃。一方、我々の時代である21世紀は、気候の変化と人の移動の活発化により、SARSを始め新たな感染症の流行が心配される時代。特に恐ろしいのは医療技術が未発達だった中世のペスト。当然、その話になるんだろうなぁ、と思って読んでいると、ジワジワと予兆が忍び寄り、最後にはペストが黒死病と呼ばれた由縁がよくわかる描写がテンコ盛になって、ドキドキしっ放し。
 
また、正体が疑われるのを避けるためとタイムパラドックス防止のため、便利な未来の小道具など一切持っていない無力なキヴリンはどうなるのか? キヴリンを助けた14世紀の家族の運命は? というあたりも、キヴリンを救出すべき21世紀側がどうしようもない混乱に陥ってしまい、まったく先が読めずにとにかくハラハラさせられます。
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2004.01.06 Tuesday 16:25 | comments(0) | trackbacks(0) | 海外SF(ハヤカワ文庫SF) | 
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