<< October 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
from bk1
SEARCH
LINKS
CATEGORIES
ARCHIVES
PROFILE
OTHERS
<< 福井晴敏『終戦のローレライ』 人は変わっていくものなのね | main | 小川洋子『博士の愛した数式』 数式と、もう一つ >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

2008.02.06 Wednesday  | - | - | - | 

川端裕介・川端るり子『ちゃんりこ西方見聞録』 元気なふたり

ちゃりんこ西方見聞録
川端 裕介著 / 川端 るり子著
朝日新聞社 (2000.5)
ISBN : 4022612991
価格 : ?714
通常1-3週間以内に発送します。

■内容

とある新婚夫婦が思い立ち、実行してしまったシルクロード自転車横断。中国の西安をスタートし、西域を越え中東を通ってヨーロッパへとひた走り、ついには、ゴールのローマでローマ法王に謁見するまで、89年3月から90年6月の1年3ヶ月の旅の記録。
 
通過した国家は、中国→パキスタン→イラン→ユーゴスラビア→ギリシャ→イタリア。自転車についてのあれこれはもちろん、通過した各国で出会った人々との出会いと旅の苦労話が満載。新婚夫婦による犬も喰わない夫婦喧嘩の風情も味わえます。
 
さらに、自転車その他装備、通過各国の道路事情や宿泊事情、食料事情などの資料編も充実。
■感想

なんとなく自転車旅行の本が読みたくなって、古本屋で唯一見つけたこの本を購入。なにも予備知識や先入観が無かった分、一読してとりあえず、こういう旅を実現してしまうという人の存在に驚いた。だって、自転車つまり人力でユーラシア大陸を横断してしまうんですぜ。その距離、1万4千キロ以上。
 
しかも、このご夫婦、この旅を思い立つまで本格的なサイクリングをしたことがなく、奥さんのるり子さんにいたっては、「ドロップハンドルのブレーキ・レバーがどこにあるのか知らなかった」という方。自転車っていうものは、効率のよい移動手段だという話は時々みかけるものの、こんなことが可能とは思わなかった。
 
もちろん、こうした旅を実現するのはご当人たちの努力とチャレンジ精神の賜物。また、本書を読むと、旅人には通過する土地の人々の暖かい援助が(まさしく物理的な意味で)いかに重要かもよくわかる。この点、古代の旅というものは、まさに本書の著者達のような旅人たちが、本書に登場する現地の人々に触れ合いながら歩んでいたのだろうな、と思わされところがあった。
 
さて、ロマンチストのご主人と、結構リアリストな奥さん、励まし合いながら走っていくなかで、避けられないのは夫婦の間のぶつかり合い。微笑ましいのは、こうした衝突の様子と、逆に助け合う模様がが正直に書かれていること。旅の半ば、夫婦経過が嵩じて奥さんが一人で走り出してしまい、現地の政治警察に夫婦喧嘩の仲裁をされたという部分には、なんだか一番ハラハラさせられうと同時に、笑ってしまった。
2004.08.25 Wednesday 23:52 | comments(0) | trackbacks(0) | 自転車本 | 

スポンサーサイト

2008.02.06 Wednesday 23:52 | - | - | - | 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 本ブログへにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ